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20世紀初め、マドレーヌ・ヴィオネが木製の人形を相手にドレーピングのテクニックを完成させていた頃、ボディはデザイナーにとっては大切なパートナーであった。コルセットを脱ぎ捨てた時代の女性のために新しいデザインを生み出すには「忍耐」と「時間」が必要であり、それまでのように生身のモデルを相手にドレーピングするのでは十分な熟考と試作のための時間がなかったのである。デザインは今日のように紙の上に描かれるのではなくボディの上で直接布を切り、ピンで留めながら行われていた。当時のデザイナーはボディと対話し、トワルの発する声をデザインに反映させながらその瞬間にクリエートされる服を着こなす女性の姿を思い描いていたのである。ボディはデザイナーの夢と理想を具現化するミューズだったのである。
大量生産がファッション流通の中心になると、ボディも例外ではなく量産されるようになる。しかしその用途は以前のようなデザイナーとのパートナー関係ではなく、より早く均一な服のパターンを作るための道具としてであった。量産された安価なボディはグローバル化の波によって世界の隅々にまで衣服と共に流通していったが、逆にデザイナー個々の特徴を奪ってしまうファッションのユニフォーム化を急激に進めてしまったのも事実である。パターン作りの主流がCADに移行していくこのような時代においてボディの意味をもう一度考え直す必要があるのではないか。ユニフォーム化していくファッションに疑問を持ち日々ボディと共に自身の個性を出そうと格闘しているデザイナーが少なからず存在する。彼らが今求めているのは、布が人と共に揺れ、動き、さまざまな表情を見せるファッションであり、かつ独特なボリュームをもった立体的な造形である。その独自のクリエーションを助け、インスピレーションを刺激する新しいパートナーとして私たちはspur<シュプール>を開発した。

spur<シュプール>はドイツの19歳から28歳までの女子学生の協力を得て、プロポーションの研究を行ったデータをもとに株式会社キイヤが制作した。
正確なプロポーションを持つボディから良いパターンが出来るのはもちろんだが、spur<シュプール>はその美しくバランスのとれた姿がデザイナーのクリエーションを刺激するミューズとなるであろうと私は確信している。
 

みなさんは将来spur<シュプール>が残していくspur「足跡」を見ることができるだろう。

近藤 保
ベルリンより  

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