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2014年11月6日(土)14:00。2013年11月に引き続き、パンツボディの選び方・使い方〜その2〜スタートです。

レンタルスペースさくらさんの2Fスペースに54名のお客様が、集まりました。大手メーカーのパターンナーさん、
パターン制作会社さんのパターンナーさん、ファッションブランドのパターンナーさん、学校の先生。
既製服作りの土台になる型紙の製作に携わるエキスパートの皆さんと、エキスパートを目指す皆さんです。
デザイナーさんとパターンナーのコンビで参加されるブランドさんの参加も何組か見受けられるようになりました。


今回もパンツボディ7体を用意して、先生の話が始まりました。

パンツのパターンメーキングは、どうやら、ファッションのトレンドデザインにボディのフォルムが追い付かない為、
穿かせてチェックできる適切なボディが無いという不幸な時代が長い間続いた経緯があ
ります。
“ぼでぃ屋さんがファッションのトレンドに間に合う開発をしなかったからでしょ♪”
先生の歯に衣着せぬ厳しい言葉がチクリチクリとささります。・・・・そうです、そうです、その通り、
ぼでぃ屋にもいろんな事情があったのですが・・・。


だから、お客様は、平面で製図し、人に穿かせてチェックする方法しかとれず、時は過ぎ、当社が新しい製品を
世に出した頃には、パンツボディを積極的に使う意識が無くなってしまっていた・・・・。
というのがパンツボディ悲劇の過去物語というところでしょうか。


今回は、ボディを選んで補整し、そしてドレーピングまでいきますので、先生のセミナーも超特急です。
すぐに本題に入っていきました。



大前提として、
ターゲット顧客層が同じであったとしても、『 うちのブランド 』 と 『 あなたのブランド 』 『 あのブランド 』
全部違うボディを使っていても、それでいいのです。
これが、黒部先生の基本の「キ」です。
以下、黒部先生のお話、要約してみました。

ボディの形と、作りたい服の形のイメージを考え合わせるのが大事なこと。


ボディの形をどう見ますか?

ミセスのパンツなら、サイドシルエットが大切、厚みでサイズを出したほうが前から見て細くてすっきりきれいに見えるし、
後姿は、お尻の盛り付けに若々しさを程よくプラスしてあげると素敵なパンツが出来
ます。
ミセスファッションにも若々しさは必要だから。お客さんは、決して、自分の体の形のままにフィトする事を
望んでいないのよ・・・・と先生がおっしゃると、男性の参加者の皆さんが小さくうなずいていました。



“ 既製服の使命は、第一に、立って鏡に映して綺麗に
見えること。試着する時は立って鏡に映して見るでしょう ”
先生は、補整する手を止める事なく、大事な不文律を
皆さんに投げかけていきます。


“ オーダーは一人の人にピタリとフィットさせることが
必要だけど、100人に着てもらえて、ほどほどキレイでOK!
それが既製服ですよね。”

人に履かせてチェックする事も場合によっては必要。
だけど、履いてくれる人によって見え方が違う。また、
それを複数の人に着用して貰い、自分なりに判断して、
それをどうやって、結論を出していくか・・・。”


多くの人達が同時に多数のアイテムに取り掛かってブランドの商品は作られます。だからこそ、みんなの見方を
合わせて、同じ意識を持ち合うことが大事です。

さらに、お話は具体的に進んで行きます。

“前姿は、立ってキレイに見えるのでよい。
けれども、後ろは、運動量がないと座れないですね。

後姿は、お尻の肉の盛り付けの加減に注意しないと、

少しの見込み違いが皺になる原因になる場合が
ありますよ・・・ 。”

パンツボディのドレーピングのコツがいくつもいくつも
先生の引き出しから出て来ます。

(『皺』と言うキーワードは、多くのお客様からの質問内容に
含まれていた大事なワードでした。)


『検品する場合』
『ドレーピングする場合』
それぞれ必要とするボディのサイズが違う事、再確認
しましょう。

検品する場合は、履かせてみる事が出来る寸法が必要。
ドレーピングする場合は、必要な寸法に作る事ができ
るボディが必要。


先生は基本的に、小さめサイズのボディを薦めます。
なぜなら、小さなボディを補整して、まず、キレイな
形を必要なサイズで作ってから、ドレーピングをすれば、
その商品を着用したお客様がすっきり美しく見える事が
できるから・・・・という考え方からです。

お客様からの質問で、
“いつも同じ様に補整するのであれば、最初からぼでぃ屋さんが盛り付けておいてくれたら良いのではないでしょうか?”
と言われる事があります。


そういう時に先生は、肉のつき方は、その時そのシーズン、そのブランド、あのブランドごとに、動かす必要がある
という考え方を伝えます。例えば、ブランドによって、太腿の肉のつき方も、年代の違いやブランドコンセプトによって違うからですね。

電車に乗っていて、自分のブランドの形の人を自然に探す位にならないと、一人前のパターンナーさんとは言えないらしい・・・パターンナーさん恐るべしですね。



本日の目標とするヌード寸法は、ウエスト64cm・ヒップ88cm、前回に引き続いてヤングキャリアゾーンのサイズ感
でドレーピングされたのは、体にフィットしたスリムパンツです。


特に、股間部のドレーピングをされるときに、いろいろなテクニックが繰り出されました。

筆者はパターンの知識に乏しいので、読者の皆さんにお伝えしきれないのが残念です。

時間が足りないのでウエスト部分は作りません、腰から下だけで作っていきます。と言う事で、先生は、まっさらな
トワルで一気にスリムパンツを作り上げていきます。

(先生を取り囲む様にして、見える場所へと移動しながら 講義が進められます。)


とてもきれいなパンツが完成しました。


途中、ミラクルが何回も炸裂しました。
ぜひ一度、間近でご覧くだされば、ご自分の仕事と
比較して発見があると思います。


先生の今回のワークショップの締めくくりは、

ドレーピングのしっぱなしは、ダメ! トワルをボディから
はずしたら、全力を注いで、キレイなラインを作るのよ!
それがパターンナーの仕事・・・・。」

「あ、先生の製図もみてみたい!」

そんな声がいくつも上がっていましたが、ぼでぃ屋が行う
ワークショップ基本の「キ」は、ボディの使い方・選び方
ここまでで、ひと区切りとなります。


ドレーピングが完成すると、外は秋の終わり、つるべ落としの様に真っ暗です。
先生はサッサとトワルをボディからはずし始めます。「先生それください!」と何人もの参加者のみなさんからの声が・・・。


「ダメダメ・・・・」 先生の素気ないお返事。
「皆さん、忘れないうちに、自分でもパンツのドレーピング、やって見てくださいね♪」

そうですね、見るのとやるのでは、大違い。

アドリブでパンツのドレーピングをやって見せてくれる現役のパターンナーの先生は、本来、会社の中にいる
諸先輩方だったはずではないでしょうか。
昨今、パターンナーさん達の仕事の環境も変わり、経験豊富な先輩に恵まれている仕事場は多く無いと耳にする
事もしばしばです。 そんな時、このワークショップで、黒部先生の親身で、自らの経験に基づく既製服作りのお話は、
百聞は一見にしかず。


どうぞ、次回もふるってご参加ください。


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