水平なバストライン・ヒップラインは、ドレーピング後の平面製図での重要な基準線となります。
バストラインの張り方
手順1
ベースからボディを取り外し、水平なテーブルの端にボディを置く。
手順2
バックネックポイントからサイドネックポイントを通りバストトップまでの長さ➡【乳下がり寸法】を定めます。キプリス9AR-Rの場合乳下がり寸法は32.5㎝。モデリア・ヌードフォームミリュトルソは31.5㎝で設定されています。その寸法の位置にピンを打ちます。
手順3
スタンドベース支柱(パイプ)にシャープペンシル(ボールペンを使うとマークが消えにくいのでシャープペンシルをお勧めします。)を固定します。(上図参照)
※このとき、“手順2”刺したピン位置と、ペン先がまっすぐ地面と水平になるよう高さを調節してください。
位置が定まれば、シャープペンシルが落ちないようテープでスタンドベースのパイプにテープでしっかり固定します。
手順4
“手順3”で固定したペン先をボディギリギリまで近づけます。ゆっくりボディを回転させながら、シャープペンシルのペン先が示す点に数cm間隔で印をつけ、ピンを刺していきます。
手順5
ぐるりと一周ピンが刺せたら、そのピンの上側にテープを張っていきます。
完 成
※テープがゆるんだり、曲がったりしないようピンで固定しながらおこなってください。
※ラインテープのつなぎ目は、左脇にくるようにしてください。
※くれぐれも接着剤などは使用しないようにしてください!
(年齢や服種、デザインに応じて、バストラインの位置はかわります。)
※乳間の凹み部分に関して、浮かした状態でテープを張る場合と、浮かさないで乳房のふくらみに沿ってドレーピングする場合があります。その時々の生地の特性やデザインに合った方法でドレーピングしてください。
完成です。
ヒップラインの張り方
手順1
手順は、バストラインと同様です。
後ろ中心で、ウエストのラインテープ下辺からヒップ丈を計測し、ピンを打っていきます。モデリア・ヌードフォーム・ミリュトルソの場合ヒップ丈は、17.0cm、ミリュクロッチドとパンツは15.5㎝に設定しています。ユーザーの皆さんが良しとされた寸法でピンを打ち、ピンの上側にテープを張ります。
完 成
ヒップラインもラインテープのつなぎ目は、左脇にもってくるようにします。(女性用の服は体の右側でドレーピングするのが慣例だからです。)
ぐるりと一周きちんと張れれば、完成です。